謹賀新年2011

 

新年明けましておめでとうございます。

 

昨年は例年になく仕事のペースを控え、

「家族」について深く考える年としました。

父の肺癌治療も3年目に突入し、

一段と家族の絆を強めることとなり、

今一度立ち止りながら、

自分の在り方や人生を見つめ直す事で、

大変意味のある一年になったと

満足しています。

 

今年は、

初めて自分の名前がクレジットされた

仕事から20年目を迎えます。

さしずめデビュー20周年目、

とでも申しますか。

ふと気がつくと、

昨秋には自分の会社を

辣腕女性マネージャーと

二人三脚で立ち上げてから

早いもので丸10年が過ぎました。

これも一重に、

日頃からボクの音楽を

ご愛聴いただいている皆様と、

ボクの音楽を一生懸命に

支えてくれるスタッフ達のお陰であり、

心から感謝しております。

 

今年は仕事のペースも

例年通りに戻し、

5年振りとなる

オリジナルCDアルバムのリリースや

久しぶりのオーケストラ・ライヴなどで

皆さんにお逢いする機会もあろうかと存じます。

 

2011

皆様と共に心豊かなひとときを

満喫できるよう願っております。

どうか宜しくお願い申しあげます。

 

 

岩代太郎 拝

謹賀新年2010

あけましておめでとうございます。

短い正月休みを終え、

本日より仕事をスタートさせました。

旧年中は

沢山の方々からお力添えを賜りながら、

ようやく2009年を乗り切ったボクですが、

本年も引き続き、

皆様のお力添えを賜りたく存じます。

何卒、

仲良く楽しく明るく宜しく

お願い申しあげます。

 

因みに、

今年の抱負は、

昨年に引き続き、

「人道的ダイエット」です。

 

新年の足音

あっという間に過ぎ去った

2009年もあと数時間。

歳を重ねる度に一年が短く感じるのは、

誰しもが実感するところでしょう。

今年も多くの方々に支えられながら、

多忙と責任感に追われる日々を

乗り越えることが出来ました。

お世話になったお一人お一人に

心から感謝いたします。

昨日が今年の仕事納めとなり、

大晦日の今日は、

昼過ぎまで寝ました。

緊張の糸が途切れたのでしょうか。

今朝は目覚めると、

軽い頭痛や微熱に加え、

喉の痛みも激しく、

せっかくの年末年始も、

ゆっくりと静養することになりそうです。

我ながら、

今年も良く働いたなぁ、と

感慨に耽りつつも、

情けない大晦日となりました。

 

来年も引き続き、

宜しくお願い申し上げます。

 

皆様、どうか良いお年をお迎え下さい。

 

岩代太郎 拝

 

付記

マネージャー共々、

師走の多忙に追われ過ぎ、

年賀状での御挨拶が、

三が日明けとなります。

何卒ご海容の程、

お願い申しあげる次第です。

振り返る2009年

44年目の人生を迎えた今年も、

気がつけば残りわずかとなり師走である。

作曲家としてのキャリアを考えるに、

これまでの歳月そして将来へと

想いを寄せれば、

すでに「量」ではなく

「質」にこだわり責任を負うべき

時期であると痛感する。

だが、それにしても今年はよく働いたと思う。

我ながら、体力の限界を感じつつも、

充実した一年であった。

本心を申し上げれば、

一昨年末から昨年秋まで関わった

映画「レッドクリフ」の音楽制作。

その後も休むことなく

怒涛の如く突入した数々の仕事。

まさにこの27ヶ月間程のスケジュールは

自分を自分で表彰したいペースであった。

この期間に手がけた数々の仕事において、

それ相応の「質」を創作しえたかどうかは、

リスナーやクライアントの方々の

ご判断に委ねるが、

この不況が声高に叫ばれる昨今にあって、

作曲家として活動出来る機会を

数多く得られたことは、

何よりも幸せなことであり、

光栄な事だと思っている。

改めて関係者の方々には

心からの謝意を表したい。

きっと来年も数多くの仕事を通して、

多くの方々と出逢うことだろう。

実に楽しみである。

国内外を問わない

仕事の機会にも恵まれそうである。

音楽業界以外での

仕事をするチャンスも頂けそうな気配である。

5年振りに、

CDアルバム「TACT」以来の

ニュー・アルバムもリリースしたいと願っている。

甚だ私事ではあるが、

昨年から肺癌の療養中である父も、

迅速かつ適切な治療が功を奏し、

未だ元気に日々を過ごし、

来春には両親が金婚式を迎える。

両親の金婚式を祝う為、

久しぶりに

故郷の熊本へ足を運ぶ予定もある。

まさに今から胸躍る2010年に向けて、

残り少ない年内に

ラスト・スパートをかける。

因みに今年・師走のボクは、

12月25日のクリスマス深夜まで、

今年最後のレコーディングを

都内のレコーディング・スタジオで行い、

26日の夜は

身内のスタッフや仲間ら総勢18人ほどで

極上の焼き肉に舌鼓を打ちながらの

忘年会を満喫し、

27日から数日間は

年忘れゴルフや宴会に興じながら、

きっとデレデレ&ダラダラしたままで

あっという間に年越しをする。

(でも、三ヶ日明けからは猛烈に仕事しますから、、、。)

皆さんの2009年は如何でしたか。

来年も引き続き、

一人でも多くの方に

ボクの作品に耳を傾けて頂ければ幸いです。

晩秋に想う

先日は天皇陛下即位20周年を記念し、

皇居前広場にて催された式典において、

祝典曲を依嘱され無事に初演を終えた。

右や左といった政治思想を反映させず、

一人の国民として、一人の音楽家として、

この機に最もふさわしいと思う楽曲を作曲させて頂いた。

3部構成による演奏時間14分ほどの楽曲は、

以前から知人であった秋元康さんの作詞による歌、

エグザイルのメンバーによるダンス・パフォーマンスなど、

彼らの才能を余すことなく表現出来る盛り沢山の内容となり、

当日も天皇陛下や皇后陛下をはじめ、

関係者の多くにお喜び頂けた様子に、

ほっと胸を撫で下ろし光栄であった。

式典の翌日には、

天皇陛下主催のお茶会にお招きを賜り、

人生で初めて皇居内に足を運び、

天皇陛下と前日の式典に関しての

お話をさせて頂いた。

先々週末からは、

映画「なくもんか(水田伸生 監督作品)」が

全国で劇場公開の初日を無事に迎えた。

先週末からは、

映画「RED CLIFF(ジョン・ウー 監督作品)」が

いよいよアメリカで劇場公開をスタートさせたようだ。

この11月。

ボクは誠に晴れ晴れとした気持ちで充実した晩秋を過ごしている。

とはいっても、

この2~3週間は自宅スタジオに籠り、

ほとんど日光を浴びることもなく、

日夜オーケストラ作品を手掛けている。

それにしても昨年から今年にかけて、

オーケストラ作品を手掛けることが多い。

一体、オーケストラ用のスコアを何ページ書いたことだろう。

考えただけでもゾッとする。

残すところ今年もあと40日ほど。

我ながら今年もよく働いたと感無量気味の晩秋である。

現在進行形リポート

ボクはゲームをしない。

日頃から全くしない。

無論、自宅にはゲーム機器すらない。

そんなボクなのに、、、。

只今、海外制作のネット・ゲームに関わり、

来年に全世界へ配信される予定の

ネット・ゲームにおける音楽を担当した。

ゲームに縁のない生活をしているボクですら、

その制作規模の大きさに驚くほどである。

おそらく配信が始まれば、

瞬く間に何十万、いや何百万人もの人々が、

全世界で夢中になるであろうゲームらしい。(関係者談)

天文学的な時間と予算をかけ、

スタッフは一丸となって制作しているようだが、

その詳細はタイトルと言えども、

決して決して口外しないよう、

制作会社と交わした契約書において厳禁されている。

だから何ひとつ、ここで述べるわけにはいかない。

本当にゴメンナサイ。

何はともあれ、

年内はこの仕事を中心に、

スケジュールを組みながら、

他の仕事もこなしていく事となる。

 

というわけで、ボクはすこぶる元気です。

 

余談ですが、

最近何故か、デブなボクなのに血圧が低めで

ちょっとだけ困っています。何でだろう、、、、?

気まぐれ談

随分とブログのアップが久し振りとなります。

申し訳ございません。

とにかく今年も例年の如く、

多忙を極めたスケジュールを抱えております。

しかしながら不況の嵐が吹く世情を思えば、

仕事に追われる日々は

本当にありがたく思います。

ボクの知る限りでは、音楽業界、映画業界、放送業界、

いずれも不況の度合が高まる一方の様相を

呈しているかのように見受けられます。

そんな中で、最近身の回りで起きた

ささやかながらも嬉しかった出来事を

記してみようと思います。

一カ月半ほど前のことでしたか、

ボクが唯一定期購読している雑誌「Newsweek」に

「世界が尊敬する日本人・100人」という特集が組まれました。

とある日の午後、

雑誌をペラペラとめくる家内との会話です。

家内 「太郎さんもいつかこういう特集に

     名前が出るようになるといいね。」

ボク 「馬鹿だなぁ、ボクの名前なんかあるはずもないだろう

    アハハハ。どれ見せてごらん。」

ボク「、、、、、え?!、、、ええええ?!」

というわけで、

鼻からボクの名前などないと

思いこんだ家内を尻目に、

しっかりと自分の名前を

特集記事の片隅に

見つけたボクなのでした。

身分不相応ですが、

ちょっと予想外の出来事だったので嬉しく思いました。

自慢話のようで申し訳ありません。恐縮です。

多謝

熱いのやら寒いのやら、

何だか体調管理の難しい季節が続きます。

皆様はお元気にお過ごしでしょうか。

 

昨夜遅く、自宅スタジオで作曲に追われている最中、

嬉しい知らせが舞い込みました。

通称「香港版アカデミー賞」こと「香港電影金像奨」において、

今年度の最優秀オリジナル映画音楽賞を受賞しました。

対象作品は言うまでもなく「Red Cliff」です。

直前まで授賞式にも出席する予定でしたが、

現在、抱えている作品「カムイ外伝」の作曲作業が、

当初の予定より大幅に困難を極め、

香港への出張を取り止めた矢先の知らせに、

一人喜びを噛みしめておりました。

来月以降には来年に向けて、

ジョン・ウー監督に改めてお逢いする機会もあろうかと思いますので、

その際には心から御礼を申し上げたく存じます。

 

「Red Cliff」におけるジョン・ウー監督。

「カムイ外伝」における崔洋一監督。

映画に対する監督の熱意には、幾度となく圧倒されてきました。

制作現場において、

監督自らが命を削るほどの執念を持って

作品に取り組んでおられる姿を目の当たりにすると、

「この作品を台無しには出来ない」との想いを新たに、

全身全霊で作曲に取り組みたい心境へと導かれます。

この数カ月間、

素晴らしい監督や素晴らしい作品との出逢いに恵まれ、

日々充実した作曲家人生を歩んでいます。

その日々を支えてくれる家族、スタッフ、そして音楽そのものにも、

「多謝!」と心から叫びたい想いで胸がいっぱいです。

 

「一生懸命に生きる」

素晴らしいことですね。

 

写真はボクの代わりに、

賞を受け取ってくれたステージ上のALANちゃん。

ボクの秘密

この冬も厳しい寒さやどんよりとした空模様に

うんざりされている方も多いのではないでしょうか。

3月に入り春の予感も漂いはじめましたが、

例年東京では3月中旬になってから、

思いもかけぬ雪に驚かされることもしばしばあります。

これも春の訪れを告げる佐保姫のいたずらでしょうか。

さて花見の季節を間近に控えた今、

ボクがこの冬に大変重宝した秘密のグッズを2点ほどご紹介させていただきましょう。

 

その1 「ディンプレック社のベルリス」

このオイル・ヒーターはこの冬の初めに、

ボクの体調を心配してくれた友人からプレゼントされたものです。

我が家の寝室は3階建ての最上階北側に面しており、

広さが14畳ほどの寝室には床暖房も設置してあります。

が、真冬ともなると、なかなかの寒さに見舞われ、

就寝時には床暖房と加湿器を併用しながら、

快適な安眠環境を夫婦で日々模索しておりました。

そこに、この冬からプレゼントされたオイル・ヒーターを使用し始めると、

これが実に快適で、乾燥しすぎることのない温もりが、

まるでシルクの肌掛けで包まれているかのように一晩中続きます。

「限られた睡眠時間を如何に安眠するか」は作品性にも影響を及ぼすほど、

ボクの作曲作業においては最重要課題でして、

まさしくこの冬の敢闘賞は「ディンプレック社のベルリス」が受賞の運びとなりました。

 

その2 「ホテルインターコンチネンタル東京ベイ特製」4種類のソース
 ・タイグリーンカレー
 ・マイルドビーフカレー
 ・スパイシービーフカレー
 ・ビーフシチュー

今年の年末年始は1月5日からのレコーディングを抱え、

久しぶりに突貫工事状態になりました。

大晦日の夜だけは、恒例のイタリアン・ディナーを友人らと堪能しましたが、

その前後はひたすらに自宅スタジオでの作曲作業に追われ追われての日々。

そんなストイックな生活に、ひとときの潤いを与えてくれたのが

「ホテルインターコンチネンタル東京ベイ特製」4種類のソース。

自称美食家のボクも、思わず食べ過ぎて体重計に乗るのが怖くなるほど、

作曲の合間にガッツリ頂きました。

どの味も大変バランスよいコクが口の中に広がり、美味礼賛の気分にさせてくれます。

こんなソースが常備されているかどうかだけで、

自宅軟禁状態の日々にも、ささやかな潤いがもたらせられるものです。

 

皆さんも、

「安らかな温もりのある日々」「美味しい潤いのある日々」をお望みなら、

ボクの「秘密」を一度、お試しになられては如何でしょうか。

 

成果アリ (?)

最近は日頃の努力が少しずつ報われ、

日によっては甥の龍が仲良くしてくれます。

自分の愛情や誠意を真っ直ぐに伝えようと

努力しているつもりですが、

今一つ伝わっているんだかいないんだか、、、。

こんな実感を伴わない空しい感覚は、

若かりし頃に初恋の彼女に去られた頃を想い出させてくれます。

やはり「日々精進あるのみ」ですかな。